東京の車庫証明の注意点

弊所では近県はもちろん全国の車庫証明や自動車登録、封印等にも対応しております。そのため様々なローカルルールに悩まされることがございます。

今回は東京の車庫証明についての事案をご紹介いたします。

令和7年4月より全国的に車庫証明のステッカーが廃止される等の取り扱いの大幅な変更がございましたが、東京都では車台番号の記載について独自ルールが定められたようです。

通常であれば車庫証明申請においては申請者が記載したものがそのまま車庫証明として交付されます。しかし東京都では車台番号のみ警察署の担当者が書き換えて交付されます。その際に全ての‐(ハイフン)が省略されます。

今回の事例では行政書士ではなく個人の申請者様がご自身で申請した案件で、外車、しかも最近のそのメーカーの車台番号にはハイフンが無いが、平成一桁以前の車台番号にはハイフンが入っているという特殊な状況でした。車庫証明の車台番号以外の記載は全て手書きですが、車台番号のみワープロというのかPCで印字した文字でした。

もしかしたら勘違いした担当者が勝手に書き換えて交付したのかと疑ってしまい、警察署に問い合わせたところそのような取り扱いへと変更されたことを知りました。

改めて考えると担当者が勝手に内容を書き換えると言うことは無いですが、個人のお客様が申請された車庫証明では車台番号のミスで登録できないということがちょいちょい有りますので焦ってしまいました。

このように全国のローカルルールや各警察署ごとの取り扱い等を日々積み上げております。

警視庁のイラスト